2023年の宅建試験を受験し、ギリギリ合格でした。
知識ゼロの状態で、8月からスタディングのレギュラーコースで勉強を始めました。
日数的には短めで合格できたので、効果は大きかったと思います。
ただ、スタディングだけだったら、私の場合は合格できなかった気がします。
感想など記事にします。
動画講義
知識ゼロでも動画講義を見た後であれば、「スマート問題集」「セレクト問題集」を解けるようになっているので、分かりやすい内容なのだろうと思います。
動画講義を視聴中は何となく理解できるので、通して視聴だけしてしまい、あとで確認したい場所がわからないことが多かったです。
後日復習することを考えて、視聴中のメモの取り方などを考えてから視聴し始めると、復習しやすいのではないかと思いました。
・過去問の不明点の復習のため、対応する動画を探そうとしたところ、探すのに時間がかかってしまいました。
・動画講義を視聴しながら「あとで確認しよう」と思いながらも、視聴だけしてしまい、確認したい内容も場所もわからなくなってしまいました。
WEBテキスト
あまりいいテキストではないという印象でした。
あまり読まなかったので印象ですが、動画講義の文字起こしな部分が多いのに、動画講義中の図が載っていないことがあり、理解しにくいことがありました。
文字による説明が多い印象でした。
テキストなのだから、表で説明してくれれば視覚的に理解しやすいのではないかと思うことがありました。
動画講義では説明していない内容も記載されていますが、動画講義で説明した部分と、説明していない部分の区別がつかないので、動画講義の補足として使用するには手間がかかる印象でした。
スマート問題集
動画講義の範囲で、基礎を固める問題や、頻出の問題が出題されるので、記憶すれば得点につながりそうでした。
繰り返していると、答えの番号を覚えてしまったり、前の問題の解説で答えを思い出したりすることがあり、実力以上に解けてしまうこともありそうでした。
正解・不正解を繰り返す問題は、しっかり復習したほうがいいと思いました。
セレクト過去問集
頻出の問題が取り上げられていると思うので、解けるようになると得点につながりそうでした。
解説の内容は、その問題の範囲だけのことが多く、1問解いて得られる知識は少なそうでした。
すでに十分な理解があり、1問にかける時間を短く復習したい方にはいいと思うのですが、
理解に乏しく、その問題の論点について広く理解したい場合、他から情報を得たほうがよさそうでした。
過去問で解説に満足しなかった場合、下記サイトで同じ過去問を探し、解説を見ていました。
理解が深まる解説や、視覚的な解説が多く、理解しやすいと思いました。
ユーザーの疑問などのコメントにも回答があるので、同じ疑問があった場合、解決が早かったです。
本記事公開後、初めてスマホで見ました。
上記サイトはPCのブラウザに適した表示のようです。
13年分テーマ別過去問集
存在に気付かず、2年分くらいしか解きませんでした。
解いていない問題は、AI問題復習の対象にならないようなので、早めに解いてAI問題復習で定着させるのがいいと思いました。
本番直前に解き始めると、その問題ばかり出題されてしまい、理解の浅い部分の問題が出題されなくなってしまいそうでした。
合格模試
これまでは学習した順番どおりの問題を解いていたので、ランダムな順番の問題になるだけで難しく感じました。
合格模試の点数は、合格の見込みのない点数でしたが、その直後からAI実力スコアが上がった気がします。
スタディングのオリジナルな問題だと思うのですが、質はどうなのだろう?と思いました。
過去問の言い回しに比べると条件不足があるように感じたのと、新規論点の出題の的中を狙ったと思われる特殊な問題があるように思いました。
よくわからない問題は深追いしませんでした。
AI問題復習
AI問題復習のおかげで合格できたと思います。
自分の理解不足な部分を把握する必要なく、AI問題復習を繰り返していれば、弱い部分が補強されているのを実感できました。
既に理解している問題を復習するのは無駄に感じましたが、弱い部分を探すことに時間をかけるよりは効率的だったと思います。
出題されるのは解いたことのある問題だけなので、AI問題復習を中心に学習するなら、事前に「13年分テーマ別過去問集」などの問題は多く解いたほうがいいと思います。
1日にAI問題復習で100問解くなら、途中で集計(中断?)しないほうがよさそうだと思いました。
そのとき間違えた問題が、その日のうちに出題されてしまい、当初解くはずの問題が後回しになってしまうようでした。そのような問題がいつまでも後回しになってしまい、復習する機会が減っていそうでした。
正解・不正解を繰り返す問題は、AI問題復習以外でしっかり復習したほうがいいと思います。
私の場合、35条書面と37条書面の違いについて、AI問題復習ではいつになっても記憶しきれませんでした。
AI実力スコア
試験直前のAI実力スコアは40点くらいでしたが、40点取れそうな実感は全くありませんでした。
途中、ずっと30点くらいでしたが、合格模試を解いたタイミングで急にスコアが上がった気がします。
本番で相当運のいい問題ばかり出題されれば、合格の可能性はゼロではないかも、くらいで臨みました。
凡ミスせず得点できていればAI実力スコアに近い点数は取れていたので、AI実力スコアは信じていいのかもしれません。
スコアの高い受講者を見ることがあると思いますが、2年目以降の方も含んでいると思います。
受講の更新をしてもスコアはリセットされないようなので、繰り返し学習できた方のスコアは高くなりそうです。
本番では、満点でも合格最低点でも、同じ合格ですので、AI実力スコアを上げることに執着しないほうがいいと思います。
合格最低点は相対的なものなので、できるだけ高い点数を取ったほうがいいですが、
十分理解している分野を、AI実力スコアを上げるために反復するのは無駄だと思います。
全体的な感想
スタディングは満点に近い点数は目指していない教材だと思います。
範囲を絞って合格点を超えることを目指している教材だと思います。
合格点が高いと落とせる問題は少なくなりますので、AI問題復習で出題される範囲の問題は高確率で解ける必要がありそうです。
その方法として隙間時間を使った学習方法が提示されていると思いますが、要求される学習時間は短くないと思います。
理想的には、質の高い教材を使って、少ない反復回数で高得点を取ることだと思いますが、
スタディングは、そこそこの質の教材を使って、覚えるまで何回でも反復し、得点につなげるものだと感じました。
反復する仕組みはいいけど、反復する素材の質が高いわけではないので、定着に時間がかかる印象です。
短時間で合格を目指す教材ではなく、ある程度の期間を確保して反復を繰り返して合格を目指す教材だと思います。
反復の回数を減らせるよう、スタディングの教材形式に適した学習・復習のスタイルを考えてから、学習を始めるといいかもしれません。
私には、スマホ操作で、問題を解いて、関連するテキストを参照することは難しかったです。
主にブラウザで学習し、関連するテキストを複数のタブを開き、問題とテキストを行き来していました。
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