下記のような見た目のダイヤル式南京錠を使用しています。
開錠するためにダイヤルを回そうとしたところ、回りませんでした。
現在の番号を見ると、開錠できるはずの番号でした。
「開錠できる状態ってこと?」と思い、シャックル(つる)を開錠方向、施錠方向に動かそうとしましたが、動きませんでした。
番号が一致しているので、いたずらされたのは間違いなさそうですが、
どういう状態なのかよく分からなかったので、考えてみました。
ダイヤル式南京錠の仕組み
ダイヤル式南京錠の要件を都合よく箇条書きしました。
・施錠時、シャックルが動かないようにする。
・開錠時、シャックルが動くようにする。
・ダイヤルを回すことができる。
・ダイヤルが一つでも一致しないとき、施錠する(開錠できないようにする)。
・ダイヤルが全て一致する時、開錠できるようにする。
シャックルの先端には溝があるタイプだったので、
施錠時はシャックルの溝に引っ掛かるもの(「栓」とします)があり、栓が動かないようにすることで、シャックルも動かないようにしているのだと思います。
開錠時は栓がシャックルの溝に引っ掛からないようにすることで、シャックルが動くようにしているのだと思います。
ダイヤルを回すことができ、ダイヤルが全て一致するときだけシャックルが動くようにする仕組みとして、ダイヤルには中央に溝があり、その溝が開錠できる番号の位置にあるのだと思います。
栓にはその溝にはまる出っ張りがあり、ダイヤルが全て一致したときだけ栓の出っ張りがダイヤルの溝にはまり、栓が動くようになり、シャックルも動くのだと思います。
中央に溝のあるダイヤルがダイヤルの数だけある。
ダイヤルが一つでも一致しなければ、栓の出っ張りがダイヤルに引っ掛かるので栓が動かず、シャックルも動かない。
ダイヤルが全て一致していれば、栓の出っ張りがダイヤルの溝にはまるので栓が動き、シャックルも動く。
ダイヤルが回らない理由
ダイヤルが全て一致していたので、栓は動く状態だったと思われます。
ただし、シャックルが少し開錠の方向に動いていたため、栓の出っ張りがダイヤルの溝にはまった状態になり、ダイヤルがまわらなかったのだと思われます。
シャックルが動かない理由
ダイヤル式南京錠の部品が錆びたか、いたずらで接着剤などで固定されたことにより、動かなくなったのだと思われます。
上記の「ダイヤルが回らない理由」が正しい場合、シャックルは中途半端に開いた状態であり、屋外で使用していたので、ダイヤル式南京錠の内部が錆びやすくなったのだろうと予想します。
ちなみにシャックルは鉄製のようで、錆びていました。
錆び取り剤や、潤滑剤を吹き付けたり、道具を使って強い力で開閉しようとすれば動くようになるかもしれません。
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