USB が Micro-B なタブレットに Type-C の基板を外付けしてみた話

本記事は、デバイスを廃棄する前に試した内容です。
危険を伴う可能性があるかもしれません。

参考にされる方は自己責任でお願いします。

USB が Micro-B なタブレットがUSB端子の故障により充電できなくなったので、Micro-B の基板を外付けして充電できるようにしました。

タブレットはNECのPC-TE510BALです。

USB が Micro-B な機器はほとんどなくなっていたので、外付けする基板を Type-C の基板に付け替えて充電できるか試してみました。

購入した基板

外付けする基板は下記リンクのものを購入しました。
GND と VBUS だけ接続する予定だったので、最低限のものにしました。

USB type-c 電源取り出し基板 ボード USBタイプC メス→DIP 4ピン 2.54mmピッチ :USB-TYPE-C-dip-board-C:LEDジェネリック - 通販 - Yahoo!ショッピング
こんな物がほしかった!!USB type-c コネクタの電源取り出し基板です。基板上にUSB type-c メスコネクタが設置されているので、USB type-c オスのケーブルを挿して頂くだけで、簡単にDC 5V電源を取り出せます。出力側は2.54mmピッチDIPなので、とても扱いやすいです。はんだ付けの出来る方でし...

結論:充電器側が Type-C だと充電できなかった

タブレットと接続する充電器側の端子の形状により、結果が異なりました。

充電器側が Type-A の場合、充電できました。
充電器側が Type-C の場合、充電できませんでした。

充電器側が Type-C だと充電できない理由の推測

タブレット側が充電される側の Sink であると認識できないため、充電器側が出力を開始しなかったのだと思います。

Type-C の場合、極端な例だと充電器同士を接続することができてしまうので、Powerを供給するSourceと、Powerを消費するSinkの関係が確立しないと、充電器側は出力を開始しないようです。

はじめてのUSB [USB Type-C™ 及び Power Delivery規格入門] | テクニカルスクエア | 丸文株式会社
USB Type-C規格とPower Delivery規格について、基本からシステムソリューションまでを説明します。

外付けする基板と、その加工によっては、充電器側が Type-C でも充電できるかもしれませんが、断片的な知識しかないため、ここまでしか試しませんでした。

下記商品なら、「オンボードのCCプルダウン抵抗により、パワーシンク用途でレセプタクルを簡単に使用できます。」とあるので充電器側が Type-C でも充電できたのかもしれません。
メーカーと思われるページから、CC1、CC2は5.11kの抵抗でプルダウンしているようです。

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参考

USBケーブルの Type-C を Micro-B に変換するアダプタがありますが、このような変換アダプタを使って充電するとき、充電器側が Type-C だと充電できない製品もあるようです。
レビューに充電できないと書かれていたら、故障の可能性もありますが、サポートされていない可能性もあると思います。

レビューから、充電器側が Type-C でも充電できると思われる商品です。
PDで充電できたというレビューがありました。

レビューから、 充電器側が Type-C だと充電できないと思われる商品です。
Type-C – Type-C ケーブルで充電できないというレビューがありました。

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