ビックポイントを、どう利用するとお得か考えてみました。
ビックポイントは多くの店舗で使用できるSuicaに交換可能ですが、交換比率が悪いため、ビックカメラグループで使用する範囲で考えます。
結論
ビックカメラでの利用に限定する場合
ポイント付与率が低い商品でポイントを利用して支払額を減額する
理由
ポイントを利用して減額した分にはポイントが付与されないので、ポイントを利用しなかった場合に付与されたポイントと、ポイントを利用したことで付与されなかったポイントの差は小さいほうがよいため。
ビックカメラでの利用に限定しない場合
ビックカメラグループ内で価格の安いショップ(主にコジマ)でビックポイントをショップのポイントに交換し、交換したポイントを利用して全額ポイントで支払う
理由
同じ商品なら価格が安い方が必要なポイントが少なくなるため
ビックポイントのルール確認
ビックカメラでの買い物で支払金額の10%分(基本)付与されます。利用は1ビックポイント=1円として支払金額を減額できます。
ポイントを利用すると支払金額が減るので、付与されるポイントは減ります。
ビックポイントをご利用いただきお買い物いただいた場合、ご購入金額からご利用いただいたビックポイントを差し引いた金額に対して、ビックポイント(所定の率)をサービスいたします。
税込み1,000円の商品が付与率10%の時、利用したポイント数別に付与されるポイントを見てみると、下記のようになります。全額ポイントを利用した場合、ポイント付与率に依らず0ポイントになります。
利用0ポイント
(1,000円 – 0ポイント) x 0.1 = 100ポイント
利用500ポイント
(1,000円 – 500ポイント) x 0.1 = 50ポイント
利用1,000ポイント
(1,000円 – 1,000ポイント) x 0.1 = 0ポイント
ビックカメラの価格について
ビックカメラの価格は、他社の価格と比べて高い傾向にあります。
ビックカメラの場合、付与されるビックポイントを価格から引いた数値を実質価格とし、実質価格を他社の価格に合わせるためです。
例えば、他社では付与率0%で900円の商品の場合、ビックカメラでは付与率10%で価格1,000円とし、実質価格は1,000円 – 100ポイント = 900円のような値段になります。
また、Apple製品のような値引きができない商品では、値段は他社と同じで、ポイント付与率が10%より低くなります。
結論の確認
ポイント付与率が低い商品でポイントを利用して支払額を減額する
1000ポイント保有していて、下記2つの商品をポイントを利用して購入するとし、どちらでポイントを利用したほうがお得か確認します。
- 価格1000円、付与率10%
- 価格1000円、付与率1%
- 1を1000ポイント利用して購入した場合、
1の購入について、1000ポイント利用するので、支払いは0円。付与されるポイントは0円の10%なので0ポイント。
2の購入について、ポイントを利用しないので支払いは1000円。付与されるポイントは1000円の1%なので10ポイント。
となり、支払い1000円、保有ポイント10ポイント - 2をポイント利用して購入した場合、
1の購入について、ポイントを利用しないので支払いは1000円。付与されるポイントは1000円の10%なので100ポイント。
2の購入について、1000ポイント利用するので、支払いは0円。付与されるポイントは0円の1%なので0ポイント。
となり、支払い1000円、保有ポイント100ポイント
支払額は同じでも、付与率の低い2でポイントを利用したほうが購入後の保有ポイントが多くなることがわかります。このためビックカメラを継続して使い続けるのであれば、付与率の低い商品でポイントを利用したほうがよいことがわかります。
ビックカメラグループ内で価格の安いショップ(主にコジマ)でビックポイントをショップのポイントに交換し、交換したポイントを利用して全額ポイントで支払う
ビックポイントはソフマップポイントまたはコジマポイントに1:1で交換できます。
ビックカメラとコジマではポイントの付与率が異なるものがあり、ポイント付与率が低い分、価格が安いことがあるため、少ないポイントで商品を購入することができます。
2020年11月30日現在、同じ商品でビックカメラとコジマで価格が異なる例です。
全額ポイントで支払えない場合、残りの支払額と付与されるポイントから、どちらで購入するのが得か比較することになると思います。価格差が10%程度あればポイントを交換て購入したほうがお得だと思います。
ポイント付与率が低い商品を買う機会が無い場合
ポイント付与率が10%の商品でポイントを利用し、ポイント付与率が10%を超える商品ではポイントを利用しないのがいいと思います。
理由は、ポイント付与率が低い商品でポイントを利用したほうがお得になるので、反対にポイント付与率が高い商品でポイントを利用すると損になるためです。
ポイント付与率が10%の商品のみ購入する限りでは、ポイントを貯めて全額ポイントで支払っても、一部ポイントで支払ってもあまり差はありません。
価格1000円、付与率10%の商品を11個を11回に分けて購入する場合を見てみます。
- ポイントを貯めて全額ポイントで支払う場合
1回目から10回目まで支払い1000円、100ポイント付与を繰り返し、支払い10000円、保有ポイント1000ポイント
11回目で1000ポイント利用し、支払い0円、保有ポイント0ポイント
最終的に支払い10000円、保有ポイント0ポイント - ポイントを支払いの度に利用する場合
1回目で支払1000円、保有ポイント100ポイント
2回目で100ポイント利用し、支払い900円、保有ポイント90ポイント
3回目で90ポイント利用し、支払い910円、保有ポイント91ポイント
4回目で91ポイント利用し、支払い909円、保有ポイント90ポイント
5回目で90ポイント利用し、支払い910円、保有ポイント91ポイント
6回目で91ポイント利用し、支払い909円、保有ポイント90ポイント
7回目で90ポイント利用し、支払い910円、保有ポイント91ポイント
8回目で91ポイント利用し、支払い909円、保有ポイント90ポイント
9回目で90ポイント利用し、支払い910円、保有ポイント91ポイント
10回目で91ポイント利用し、支払い909円、保有ポイント90ポイント
11回目で90ポイント利用し、支払い910円、保有ポイント91ポイント
最終的に支払い10086円、保有ポイント91ポイント
ポイントを支払いの度に利用すると支払は86円多くなりますが、保有ポイントは91ポイント多くなります。ビックポイント1ポイントはおよそ0.9円の価値だと思われるので、86円 – 91ポイント x 0.9 = 5円となり、ポイントを支払いの度に利用すると5円多く出費することになりますが、使い方が限定されるポイントを保有せず、自由に使える現金を残せるのでメリットはあると思います。
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