「200Vの漏電遮断器が作動し、その後復旧できない」と家族に相談されました。
「漏電遮断器?」「ブレーカーじゃないの?」程度の知識しかありませんが、確認してみました。
漏電遮断器は春日電機製で、
過負荷・短絡保護兼用で、
レバーのほかに、リセットボタンとテストボタンがありました。
リセットボタンはメーカーによっては、表示ボタンだったり、存在しなかったりするようです。
春日電機はパトライトと合併しており、
現在はブレーカーは扱っていないように見えます。
取扱説明書は見つけられませんでした。
漏電遮断器が作動した理由は、強風なゲリラ豪雨でコンセントが濡れていたのに通電させたためのようです。
コンセント内の水で電線同士が電気的に繋がってしまい、短絡したのだと理解しています。
結論:漏電遮断器の使い方を間違えていた
テストボタンを押した結果、リセットボタンが突出し、レバーが下がるのを見て、
「どこかで漏電している」と説明されました。
テストボタンは漏電などの問題がないかをテストするためのボタンだと思っていたようです。
実際は、テストボタンは遮断器が機械的に動作するかを確認するためのものでした。
このため、テストボタンを押した結果、リセットボタンが突出し、レバーが下がるのは正常な動作でした。
漏電や短絡など、回路に問題があることが分かるものではありませんでした。
回路に問題があると考える理由は無くなったので、
問題がある部分(濡れたコンセント)を回路的に切り離した後、
リセットボタンを押し込み、レバーをONにした後、モーターなどを繋ぐと、正常に動作しました。
参考
メーカーは異なりますが、仕様や見た目が似ていると思われる漏電ブレーカーです。
リセットボタン(表示ボタン)のある意義は正確にはわかりませんが、
人為的にレバーを下げたのか、異常を検知して自動でレバーが下がったのかを、目視で判断できるようにするためと推測しました。
https://www.tempearl.co.jp/assets/docs/products/faq/hp_button.pdf
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