NTT系 ひかり電話ルーター(HGW、ONU)が故障した話

故障したわけではなく、ONUを交換することになったため「認証」できなくなったようです。

NTTの光回線は住所でユーザーを特定するのではなく、ユーザーに配布したONUの固有値でユーザーを特定するようです。
このため、ONUを自分で交換する場合、発送されるタイミングで固有値が変わってしまい、古いONUではインターネットに繋ぐことができなくなるようです。
フリマアプリなどでONUを買っても、ユーザーとの関連付けがないため、固有値が異なるので使用できないと思われます。

https://journal.ntt.co.jp/backnumber2/0511/files/jn200511059.pdf

OCN光を利用しています。

ひかり電話も利用しているので、ONUとルーターが一体型のひかり電話ルーター(HGW、ホームゲートウェイ)を使用しています。
型番はPR-S300NEです。

インターネットに繋がらなくなることが頻繁に発生するため、OCNに交換を依頼したら、届くまでの間に故障しました。

インターネットに繋がらなくなることと、故障したことに関連があるかは断言できませんが、予兆かもしれませんので記事にします。

交換の依頼はテクニカルサポートへの電話になると思います。
契約者本人または配偶者が電話する必要があり、お客様番号が必要だと思います。

お問い合わせフォーム詳細 | 個人向けOCNお客さまサポート
OCNテクニカルサポートのお問い合わせ電話番号をご案内します。

故障時の状態

HGWのランプについてです。
「認証」ランプが消灯していました。
「回線」ランプは点灯していました。
光配線のコードを壁側から抜くと、「回線」ランプは消灯しました。

このような状態の場合、HGWまで信号は届いているが、HGWで正常に処理ができなくなっているようです。
HGWに入った情報を処理できませんので、インターネットに繋がりませんし、電話も使えませんでした。

後日届いたHGWに交換しただけでネットに繋がるようになったので、元のHGWは故障していたということで間違いないと思われます。

HGWは下部がONU部、上部がルーター部になっています。
ONU部が処理した後、機器内部でLANケーブルで繋がったルーター部に送られます。
「認証」ランプはONU部に関する情報なので、ONU部が故障したようです。
機器内部のLANケーブルは抜くことができて、ONU部を別のルーターに接続することもできますが、今回は下部のONUが故障したので、ルーターを変更してもネットには繋がりませんでした。

故障前の状態

インターネットに繋がらない理由は複数ありそうでした。

DNSが機能しない

URLをIPアドレスに変換してから、サイトの情報を取得します。

何も設定を変更しない場合、スマホなどはこの変換をルーターに任せる場合が多いです。
ルーターはインターネット上にあるDNSサーバーに問い合わせて、結果をスマホなどに返します。

故障直前は、この機能が正常に働かず、スマホなどがサイトを表示できていませんでした。
HGWを再起動すると機能していましたが、故障数日前からは再起動しても改善しませんでした。

故障の1カ月前くらいから、HGWを再起動させるのが面倒になったので、
ルーターに変換を任せるのをやめ、直接インターネット上のDNSサーバーに問い合わせる変更をしていました。

AndroidでおすすめのDNSに変更する方法
DNSサーバーに障害が発生した時や混雑によってDNSサーバーが応答せずにインターネットにつながりにくくなることが数ヶ月に一度起きます。ネットに繋がらないまたはインターネットの通信速度が遅いと感じる時も

表示がタイムアウトする

サイトを表示できず、タイムアウトエラーが表示されることがありました。

HGWのログを見ると、「NAT TX ERROR」のような表示がありました。

スマホでサイトを表示する場合、
インターネットの入口のルーターが必要な情報をサーバーに問い合わせ、
サーバーからの応答を受け取ったルーターが、要求元のスマホに返すのですが、
ルーターが返すスマホの情報を破棄してしまい、どこに返せばいいか分からなくなったエラーのようです。
通信量が多いときに発生し、NEC製のHGWの仕様のようです。
HGWの型番の末尾がNEのものは、NEC製のようです。

インターネットが不安定で繋がらなくなる現象はNAT溢れが原因かも | Digital Life Innovator
かなり長い期間使い続けている光回線(Bフレッツ→ドコモ光)ですが、今まで安定していたインターネット接続がたまに

仕様のようなので、故障とは関係ないかもしれません。

交換後のHGW

届いたHGWの型番は、PR-400MIでした。
製造は2012年でした。

故障したHGWは2009年から使っていました。
新しくはなりましたが、既に10年以上経過しているので、近い将来故障する気がします。

最新のHGWは、型番は600番台で、500番以降は無線LANを内蔵しているようです。

無線LANが不要だと古い400番台がレンタルされるのかもしれません。
レンタルされるHGWは選べませんでした。

無線LANが必要だと伝えれば500番台以降がレンタルされるかもしれませんが、レンタル料は上がると思われます。
また、HGWの無線LANでは規格が古くなって使わなくなることも考えられます。
高いレンタル料が無駄になるので、Wi-Fiルーターを選べる方は無線LANが内蔵されていないHGWがいいと思われます。

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