勝手に再起動する無線LANルーターを調べた話(WXR-1900DHP3)

フリマアプリで購入した無線LANルーターが勝手に再起動することがあったので原因を調べてみました。
BuffaloのWXR-1900DHP3です。

原因の断言はできず、推定ですが見当がついたので記事にします。

推定原因:電源ボタンの不良

電源ボタンを操作したところ、設計意図とは異なると思われる状態で電源オフ処理が行われていました。

正常な機体

電源ボタンを押し込んだ後、指を離して電源ボタンがオフの位置になるときに電源オフ処理が始まります。

再度、電源オン処理を始めるには、電源ボタンを押し込む必要があります。

本機

電源ボタンを軽く押したり触ったりしただけで電源オフ処理が始まります。

電源ボタンを押し込まずに電源オフ処理が始まった場合、指を離すと電源ボタンはオンの位置のままなので、電源オフ処理が終了すると電源オン処理が勝手に始まります。

電源ボタンに軽く触れただけで電源オフ処理が始まる状態になっていた場合、本体の振動などで電源オフ処理が始まってしまい、再起動したように見えるのだと思われます。

推定原因の確認

電源ボタンが不良であることは間違いないのですが、勝手に再起動する原因であるかはわからないので、確認しました。

電源ボタンの接触状態による再起動であることの確認

電源オフ処理が始まりやすいと思われる状態を作り、再起動が発生するかを確認し、
電源オフ処理が始まりやすいと思われる状態を解消すると、再起動が発生しなくなるかを確認しました。

電源オフ処理が始まりやすいと思われる状態

電源ボタンに軽く触れると再起動するので、電源ボタンはできるだけ押される方向で止まっているのが再起動しやすい状態だと思います。

このため、電源オフの状態から電源ボタンを押し込み、ゆっくり指を離し、電源ボタンができるだけ押される方向で止まるようにしました。

結果、勝手に再起動しました。
再起動の頻度は安定しませんでした。数時間に1度だったり、数分間隔で繰り返す場合もありました。

電源オフ処理が始まりやすいと思われる状態の解消

電源ボタンを押される方向とは逆方向に引きました(ほとんど動きません。動いているかは確認できません)。

結果、勝手に再起動しなくなりました。
数分間隔で再起動を繰り返す状態でも再起動しなくなりました。

通信内容による再起動ではないことの確認

ROUTERモードのWSR-2533DHP2に、APモードのWXR-1900DHP3を2台(電源ボタン不良1台、電源ボタン正常1台)並列で接続し、電源ボタン不良の個体だけが勝手に再起動するか確認しました。
APモードのWXR-1900DHP3の2台には何も接続しません(ROUTERモードのWSR-2533DHP2との接続は除きます)。

結果、勝手に再起動するのは電源ボタン不良の個体だけでした。

2台のWXR-1900DHP3の接続条件は同じなので、電源ボタン不良の個体だけに再起動が発生するような通信が行われることは無いと思われますので、通信内容で勝手に再起動しているわけではないと思われます。

電源ボタン不良の確認方法

電源ボタンを押し込んだ状態を維持し、電源オフ処理が始まるか確認してください。

電源オフ処理が始まるなら不良だと思います。

再起動したことの確認方法

再起動したのか、電波が一時的に止まったのか判断できない場合の確認方法です。

ブラウザなどから無線LANルーターの設定画面を開き、(「詳細設定」→)「ステータス」→「ログ」で日付時刻が「2020/01/01」から正常な日付時刻に変わった日付時刻が、無線LANルーターを電源オンした日付時刻として心当たりがあるか確認してください。
心当たりがなければ勝手に再起動したと思われます。

コメント

  1. 犬飼 より:

    謎の再起動病に悩まされていましたが私のルーターも同じ原因でした。再起動はブラウザから、強制オフは電源コード抜きで対処する為スイッチのところは外してショートさせました。レポートありがとう御座いました

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