Buffalo EasyMeshの調子が悪くなった話(WSR-3200AX4S)

Buffalo の EasyMesh対応の WSR-3200AX4S を3台使って、メッシュWi-Fiとして使用しています。

調子が悪くなることがあったので、復帰方法などについて記事にします。

最新バージョンでは発生しないかもしれません。
調子が悪い場合は、まず最新バージョンであるかを確認したほうがいいと思います。

最新バージョンでも調子が悪い場合、いろいろ調べても解決しそうもないので、コントローラーとエージェントを再起動するのがいいように感じます。

メッシュWi-Fi環境

位置Aにコントローラー(WSR-3200AX4S)、
位置Bと位置Cにエージェント(WSR-3200AX4S)を置いています。
位置Aと位置Cでは距離が離れているため、Wi-Fiでは直接通信できないので、位置Bを経由して通信します。

調子が悪いケース

エージェントがコントローラーに接続できない

バージョン

Ver.1.21(最新バージョンではありません)

現象

位置Bのエージェントの WSR-3200AX4S が、位置Aのコントローラーの WSR-3200AX4S に接続できず、メッシュWi-Fiを構成できませんでした。

復帰方法

コントローラーを再起動したところ、エージェントは接続できるようになりました。
(エージェントのみ再起動した場合は改善しませんでした。)

無駄に試したこと

「エージェントの接続情報が不正になっているのかも」と思い、位置Bと位置Cのエージェントを入れ替えてみましたが、改善しませんでした。

デバイスがエージェントにWi-Fi接続できない

バージョン

Ver.1.21(最新バージョンではありません)

現象

位置Bのエージェントに接続できないタブレットがありました。
この状態のとき、位置Cのエージェントにタブレットは接続でき、インターネットも利用できました。

復帰方法

位置Bのエージェントを再起動したところ、タブレットは接続できるようになりました。

無駄に試したこと

「位置Bのエージェントに接続している位置Cのエージェントはインターネット接続できるのだから、位置Bのエージェントは問題ない。問題があるのはタブレット。」と思い、いろいろな機器を位置Bのエージェントに繋いでみましたがよくわかりませんでした。

エージェントはバックホールSSIDというEasyMesh専用のSSIDで接続しているので、タブレットとは結果が異なったのだと思います。

エージェントにWi-Fi接続したデバイスがインターネットに繋がらない

バージョン

Ver.1.22(最新バージョンではありません)

現象

位置Aのコントローラーと位置Bのエージェントの間の位置で、エージェント寄りの2階でWi-Fiを利用した場合、
インターネット接続できなくなったり、極端に速度が遅くなりました。
複数のデバイスをWi-Fi接続している時だと、同時に不調になったり、1台だけ不調になったりします。

位置Aのコントローラーと位置Bのエージェントの間の位置で、コントローラー寄りの1階でFi-Wiを利用した場合、
正常にインターネット接続できていたので、
エージェントに接続した場合のみの現象だと思われます。

試したこと

コントローラーの無線設定を変更しました。
(2.4GHzと5GHzで設定は同等なので、5GHzについてのみ記載します。)

下記の設定変更を行い、エージェントを初期化後、接続し直しました。
合わせて、エージェントのバージョンをVer.1.31(2023/06/03現在の最新)に変更しました。

10日間ほど試した範囲では、不調はほぼ無くなりました。
WPA3非対応のWi-Fi専用タブレットは、SSID1に接続しました。インターネット接続できないことは、ほぼなくなりました。
WPA3対応のスマホは、SSID2に接続しました。Wi-Fiの範囲内なのにキャリア回線に接続していることがありますが、インターネット接続できないことはほぼなくなりました。

変更前

SSID1:使用しない

SSID2:使用する
SSID:Buffalo-A-XXXX
無線の認証:WPA2/WPA3 Personal

変更後

SSID1:使用する
SSID:Buffalo-A-XXXX
無線の認証:WPA2 Personal

SSID2:使用する
SSID:Buffalo-A-XXXX-WPA3
無線の認証:WPA3 Personal

(未確認な変更したい設定)

SSID1:使用する
SSID:Buffalo-A-XXXX-WPA2
無線の認証:WPA2 Personal

SSID2:使用する
SSID:Buffalo-A-XXXX
無線の認証:WPA2/WPA3 Personal

変更した理由

エージェント(WSR-3200AX4Sの場合限定?)のSSID1でWPA3が動作した場合について、
ソフトウェアの作り込みが甘いと予想したため。
(単純に不具合のあるバージョンだったのかもしれません。)

変更前の設定にした理由

「やりたいこと」と「できること」から最適だと考えたため

やりたいこと

・WPAしか対応していないデバイスは無かったので、WPA2かWPA3で接続したい
・SSIDの数を少なくするため、「WPA2/WPA3 Personal」を設定できるものだけにしたい

できること

・SSID1は「WPA2 Personal」か「WPA/WPA2 Personal」を選択できる。
・SSID2は「WPA3 Personal」か「WPA2/WPA3 Personal」を選択できる。

やったこと

SSID1は使用せず、SSID2を使用し「WPA2/WPA3 Personal」としました。

変更後の設定にした理由

コントローラーでSSID1を使用しなかった場合、コントローラーのSSID2をエージェントのSSID1にコピーするようでした。
ブラウザやStationRadarなどでエージェントの設定を見ると、SSID1の表示が正確ではないようでした。
WSR-3200AX4SはSSID1にWPA3を設定できないため、SSID1でWPA3が設定できることを想定しなかったと思われます。
SSID1でWPA3が動作する場合、作り込みが甘い可能性があるので、
SSID2でWPA3が動作するよう、SSID1はWPA2で動作するようにしました。

参考

コントローラーにWXR-5950AX12
エージェントにWSR-3200AX4S
コントローラーとエージェントをLANケーブルで接続した場合でも、
同じような現象が発生するようです。

さらば「Wi-Fi EasyMesh™」
前記事で”バッファローの「Wi-Fi EasyMesh™」(メッシュ)環境を3台のBuffalo AirStationで構築。”というのを書いたのですが、半月程度の運用でスタッフから苦情が多くなった。結局、・・・

上記リンクについて、コントローラーの設定の詳細は不明です。
私のような設定をする方はそんなに多くないと思うので、予想は見当違いかもしれません。

最新バージョンにしない理由

Ver.1.26(最新バージョンではありません)にしたところ、
インターネットに繋がらないことが頻発しました。
同居人がリモート勤務することがあるので、悪化することが無いよう、コントローラーは現状維持としています。

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