初詣に寒川神社に行き、祈祷を受けたところ大祓の案内が手紙で届きました。
必要がなく、転居するので今後送らないよう電話した際、
手紙には「大祓(おおはらへ)」とあったので、
「おおはらえの手紙が届きました。今後の案内は不要です。」と伝えたところ、
「おおばらえですね。人形(ひとがた)の入った。」とはをばに言い直されました。
自分たちが「はらへ」で手紙を出してるのに「ばらえ」って言うの?と思い、読み方をネットで調べた雑記です。
仮名 と 発音 が一致しないことがある?
大祓を検索すると、仮名は神社により異なり、「おおはらえ」「おおはらい」が多いようです。
「は」ではなく「ば」としている神社は、いくつかありそうでした。(神社公式のブログなどが多数)
寒川神社は「おおはらへ」とは書きますが、「へ」は「え」と読んでいました。
寒川神社のホームページには「千六百年の歴史」とあったので、「おおはらへ」は昔ながらの仮名なのだと思います。
また、昔の仮名には濁音が無かったようなので、当時の発音が「は」でも「ば」でも「は」になり、現在まで続いているものと思われます。
寒川神社の大祓の公式な発音が「は」なのか「ば」なのか不明ですが、
「連濁」という言語表現で「ば」で読むことも許容されているのだと思いました。
(ざっくり言うと、2文字目の先頭が濁る。)
下記リンクにある、「相槌」の読み仮名は「あいづち」ですが、昔の仮名表現は「アヒツチ」だったそうです。
苗字の「山崎」「高田」「五十嵐」も、連濁により濁るように変化した説があるようです。
「発音」に「仮名」を合わせたということだと思います。
「発音」は「仮名」通りに行うものと思い込んでいましたが、一致しない場合も有り得るようです。
苗字は、「仮名」と一致しない「発音」で呼ぶと、微妙な雰囲気になる方はいるので、一致させておいた方が無難な気はします。
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